10/29 に発売したばかりの Logicool MX Anywhere 3 を買った。
それまで使っていたマウスはゲーミングマウスの Logicool G304。 今回のマウスで通算5代目。その前はなんだったかな。エルゴノミクスマウスの安いやつだったと思う。
その G304 は、性能・大きさ・重さ、どれをとっても満足するものだったが、一点だけ不満があった。
自分の作業環境は、主に仕事用 Mac mini とプライベートの Thinkpad X1 Carbon (Ubuntu) の2つがあるが、G304 はマルチデバイスに対応していない。 そのため、キーボード (Logitech MX Keys US配列) も含めると、次のような接続環境になっていた。
環境 | G304 (mouse) | MX Keys (keyboard) |
---|---|---|
Mac mini | USB レシーバ (Lightspeed) | USB レシーバ (Unifying) |
Thinkpad | USB レシーバ (Lightspeed) | Bluetooth |
この環境の問題点は次の通り。
これを解決するために、マルチデバイス対応の Unifying 接続できる高精細マウスを探していた。 Logicool MX Master が有力な候補だったが、サイズが少し大きい。
そこに MX Anywhere3 が発表された。
環境 | MX Anywhere3 (mouse) & MX Keys (keyboard) |
---|---|
Mac mini | USB レシーバ (Unifying) |
Thinkpad | USB レシーバ (Unifying) |
MX Anywhere3 にも Unifying レシーバが同梱されているため、MX Keys のものと合わせて、 それぞれを Mac mini と Thinkpad 専用として使う形にしている。 Unifying レシーバは、それ一つで最大6台のデバイスをペアリングできる ため、 Unifying Software を使って、それぞれに MX Keys と MX Anywhere3 を追加でペアリングすることができる。
なお、Unifying Software は Linux には提供されていない。自分は macOS でペアリングを設定したが、Solaar を使って Linux 上でペアリングしても良いと思う。
これによって、次のように劇的に環境が改善した。
さて、前置きが長くなったが、MX Anywhere 3 を使ってみた感想を書いておく。
いくつか気になる点はあるが、基本的には満足している。
MX Anywhere3 のカスタマイズは、macOS であれば Logicool Options でできるが、Linux ではこれは使えない。しかし、有志で Piper というツールが開発されており、 これを使うことで、MX Anywhere 3 などの Logicool/Logitech 製品だけでなく、さまざまなデバイスのカスタマイズを GUI で行うことができる。感謝しかない。
なお、Piper は単なる GUI であり、デバイスの情報は libratbag で管理されている。 Piper がサポートしているデバイスを知りたい場合は、libratbag/data/devices/ を参照すると良い。