2021年4月ごろ、DNSを雰囲気でしか理解していないことを再認識する機会があった。 特段DNSに興味があるわけでもなく、自身の仕事の領域でも必須の知識というほどでもないため、まずは、読みやすさを重視した入門書を手に取ることにした。
DNSがよくわかる教科書 [ 株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 渡邉結衣、 佐藤新太、 藤原和典 ]
割とボリュームはあるが、文章は読みやすく、終始ストレスなく読めたと思う。内容は、DNSの背景や歴史から、ドメインとの関係や管理体制や DNS の名前解決の仕組みや仕様、DNSサービスの構築から dig
コマンドによる動作確認とセキュリティ対策まで、
入門書として必要な内容は一通り抑えられていると思う。
全体の構成としては、前半で歴史や背景を説明し、中盤でDNSの仕様を説明。終盤で運用にフォーカス、といった形になっている。今回は、仕様を知ることが目的だったため、特に中盤を丁寧に読んだ。
覚えている範囲で、個人的に印象に残っているのが次の内容。
.
を付ける
www.example.com.
www.hidakatsuya.dev. 3600 IN CNAME hidakatsuya.github.io.
dig
コマンドで行う場合、問い合わせ先がフルリゾルバーか権威サーバーかによって名前解決要求の有無を適切に変える必要がある
+norecurse
を付与し名前解決を無効にし、フルリゾルバーの場合は逆にこれは付与しない